专利摘要:
物理ダウンリンクチャネルPPHY1,PHY2が加算部10で加算される。加算部10の出力は別の加算部12に転送され、そこでプライマリ及びセカンダリ同期チャネルP-SCH,S-SCHと合成される。セカンダリ同期チャネルS-SCHはWCDMAでなされるのと同様に形成される。プライマリ同期チャネルP-SCHは、スイッチSWを、従前の符号PSCWCDMAを生成する符号生成器14か、符号PSCNEWを生成する符号生成器18のいずれかに接続することによって形成される。選択はPSCコントローラ18によって制御される。このコントローラは、複数のフォーマットの1つに従ってP-SCHを生成するように構成されることができる。Cpsc,newは、少なくとも1つがゴーレイシーケンスである複数の要素シーケンス、から構築される階層的ゴーレイシーケンスであり、Cpsc,newは、MBSFN非対応WCDMAにおいて用いられるプライマリ同期符号及びセカンダリ同期符号と直交する。
公开号:JP2011508508A
申请号:JP2010539360
申请日:2008-09-18
公开日:2011-03-10
发明作者:ディルク イェルステンベリエル,;ラルズ リンドボム,;エリック ワン,
申请人:テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル);
IPC主号:H04J13-10
专利说明:

[0001] 本発明は概してMBSFN(Multicast Broadcast Single Frequency Network)DOB (Downlink Optimized Broadcast)セルサーチ、及びプライマリ同期コードの生成に関する。]
背景技術

[0002] 単一周波数ネットワークにおけるMBMS (Multimedia Broadcast Multicast Service)、即ちMBSFNは、UMTS地上無線アクセス(UTRA)システムのリリース7向けに3GPPでかねて策定中である。MBSFN機能は、リリース6のMBMSと比較して非常に高いスペクトル効率を提供し、高ビットレートを必要とするモバイルTVサービスを専用MBMSキャリア上でブロードキャストすることを主眼としている。ブロードキャストするだけであるため、MBSFNは本質的に不対周波数帯域での伝送を対象としている。]
[0003] SFN (Single Frequency Network)伝送において、複数の基地局は、端末が全ての基地局から信号を受信できるように同時に同一の波形(waveform)を伝送することで、1つの大きなセルに似た振る舞いをする。UTRAシステムについて、SFN伝送は、時間同期が取られた複数のノードBの集団が、同一のチャネライゼーション符号及びスクランブル符号を用いて同一コンテンツを伝送することを暗示する。]
[0004] SFN伝送を図1に示す。図1において、端末(あるいは移動局MS)は、2つの基地局BS1及びBS2から信号を受信する。セル固有のスクランブルを用いる場合、右側の基地局BS2からの伝送は、隣接セル内の端末についてセル間干渉をもたらすかもしれない。一方、単一周波数ネットワークにおいて、セル間干渉は、端末受信機によって所望の信号として計上可能な追加のマルチパス伝送として現れるため、カバレージを非常に改善することができる。] 図1
[0005] MBSFNはリリース6のMBMS物理層を、専用MBMSキャリア上でのMBMSポイントツーマルチポイント(ptm)伝送に関するSFN動作をサポートするように拡張する。MBSFNはまた、より高いサービスビットレート及び、サービスの不連続受信(DRX)を許可することにより端末の電池消費を削減するためのサービスの効率的な時分割多重をさらにサポートする。MBSFNはリリース6のMBMS ptm伝送と同一タイプのチャネルを使用する。]
[0006] MBSFN機能を既存のUTRAシステムにスムースに統合できるように、MBSFNは、物理層ダウンリンク(DL)チャネル構造に基づいて、FDD (Frequency Division Duplex) 及びTDD(Time Division Duplex)の両方について規定されている。
・ WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)に基づくMBSFN(FDDベース)
・TD-SCDMA (Time Division-Synchronous Code Division Multiple Access)に基づくMBSFN(TDDベース)
・TD-CDMA (Time Division-Code Division Multiple Access)に基づくMBSFN(TDDベース)]
[0007] FDDに関するMBSFNは、データ伝送にWCDMAダウンリンク共通物理レイヤチャネルを用い、対となるアップリンク伝送は生じない。TDDに関するMBSFNについては、ネットワークがブロードキャストに最適化されていれば全スロットをダウンリンク伝送に用いる。従って、MBSFNにおいては双方向通信(duplex)は生じず、FDDベースのMBSFNとTDDベースのMBSFNの差は主に、物理層スロットフォーマット、モバイルTVサービスを時間多重する方法、及びTDDの場合のチップレートがTD-SCDMAではオプションであり、TD-CDMAでは7.68 Mcpsであることなどである(第3のTDDオプションに用いられるチップレート、3.84 McpsのTD-CDMAは、FDDに用いられるものと等しい)。]
[0008] 全スロットでダウンリンクを伝送する際、ブロードキャストにおいては双方向通信が発生しないということからすれば、TDD及びFDDという意味ははっきりしなくなる。そのため、上述の通り、差は基本的に共通ダウンリンク物理チャネルの構造に関するものとなる。従って、進行中の3GPP作業項目[1]では、全てのスロットがブロードキャスト専用とされる、WCDMAベースのMBSFNアプローチを、さらなるTDDオプションとして規定することを目標としている。この追加TDDオプションは、MBSFNダウンリンク最適化ブロードキャスト(DOB)と呼ばれている。MBSFN DOBは、関連するTDD RF要件を満たしている。]
[0009] セルサーチにおいて端末は、スロット及び無線フレーム同期の決定ならびにセルのグループ符号の特定にSCH (Synchronization CHannel)を用いる。セルのグループ符号が与えられれば、端末はセル固有のスクランブル符号(及びTDDの場合はmidamble符号)を検出することができる。セルサーチ手順は通常3つのステップに分割される。
1.スロット同期
2.フレーム同期及び符号グループ特定
3. セル固有スクランブル符号検出]
[0010] 同期チャネルは、プライマリSCHとセカンダリSCH、2つのサブチャネルからなる([2],[3]参照)。
・プライマリSCHは変調された符号、プライマリ同期符号(PSC)によって形成される。この符号はシステム内の全てのセルについて同一である。例えばPSCに適合(matched)された受信フィルタを用い、マッチドフィルタ出力のピークを検出することにより、端末はセルのスロットタイミングを見つけることができる。
・セカンダリSCHは繰り返し送信される、変調された符号列(セカンダリ同期符号(SSC))によって形成され、プライマリSCHと並行して伝送される。SSCは複数のコードグループのどれにセル固有のスクランブル符号が属しているかを示すとともに、フレーム同期を得ることのできる可能性を提供する。]
[0011] WCDMAと3.84 McpsTDMAにおいて、同期チャネルの10ms無線フレームは、各々が2560チップの長さを有する15のスロットに分割される。PSC及びSSCは256チップの長さを有し、これら同期符号を生成するための仕組みはWCDMA及び3.84 Mcps TD-CDMAと同一であるが、符号のフレーム内への割り当てが異なる。]
[0012] WCDMAの場合、同期符号は図2に示すように各スロットに割り当てられているが、TD-CDMAでは、フレーム内にSCH符号を割り当てるための、可能性のある割り当て方法は2つある。
1. スロット#kに割り当て (ここでk=0 .... 14)
2. スロット#kと#k+8に割り当て (ここでk=0 ....6)] 図2
[0013] WCDMAにおいて、PSC及びSSCは図2に示すように常にスロットの始まりに割り当てられるが、TD-CDMAでは時間オフセットをPSCに適用することができる。さらに、WCDMAにおいて、セカンダリSCHはSSCの1つのシーケンスによって形成されるが、TD-CDMAでは、3つSSCシーケンスが並行して送信される。] 図2
[0014] UMTS不対周波数帯におけるWCDMA共通ダウンリンクチャネルに基づいてMBSFNを配置する場合(すなわち、TDD帯におけるMBSFNDOB)、ローミング中の従前の(古い)TD-CDMA端末の電源投入時のセルサーチに関していくらかのインパクトを与えるかもしれない。不対スペクトルにおけるWCDMAベースの同期チャネル構成の配備により、同期符号が1フレームあたり最大2スロットでみつかることを想定している従前のTD-CDMA端末は、(具体的な実装に依存するが)セルサーチの時間の増加を経験するかもしれない。MBSFN DOBキャリアにアクセスできない事実を知るためにフレーム内の15の位置を評価しなくてはならないかもしれない。]
[0015] MBSFNDOBキャリアへのアクセスを試行する(MBSFN非対応の)WCDMA端末は、セルサーチステップを実行し、そしてブロードキャストチャネル(BCH)上のシステム情報を読み、このキャリアが閉じられている(barred)ことを知る。しかしこの場合、WCDMA端末は、不対周波数帯のスペクトル位置を事前に知っているので、不対周波数帯におけるセルサーチの実行を試行しなくてもよい。一方、閉じられたセルの読み取りは、ローミングしているMBSFN非対応のWCDMA端末についての電源投入時のセルサーチを、不対周波数帯へのアクセスを試行することで遅延させうる。]
[0016] 本発明の目的は、MBSFNDOBシステムにおいてMBSFN非対応端末についてのセルサーチを改善することにある。]
[0017] この目的は、添付の請求項に従って達成される。]
[0018] 簡単に言えば、本発明は、以下の性質を有する、MBSFN用の新たなPSC(Cpsc,newと表記する)に基づくものである。
・Cpsc,newは、少なくとも1つの要素シーケンスがゴーレイシーケンスである複数の要素シーケンスからなる階層的ゴーレイシーケンスである。
・Cpsc,newは、MBSFN非対応のWCDMAで用いられるPSC及びSSCと直交する。]
[0019] 新たなPSCはMBSFNのための新たな同期チャネル構成を生成するために用いることができる。新たなPSCはフレームの予め定められたタイムスロットに割り当てられ、MBSFN非対応のWCDMAで用いられるPSCはフレームの残りのタイムスロットに割り当てられる。]
[0020] MBSFN対応の基地局は、新たなプライマリ同期符号を含んだそのような同期チャネルフレームを生成するように構成された手段を備える。]
図面の簡単な説明

[0021] SFN原理を説明する図である。
WCDMA同期チャネルの構成を説明する図である。
本発明に係るプライマリ同期チャネルの実施形態の構成を説明する図である。
本発明に係るプライマリ同期チャネルの別の実施形態の構成例を説明する図である。
本発明に係るプライマリ同期チャネルのさらに別の実施形態の構成例を説明する図である。
本発明に係るMBSFNプライマリ同期チャネルを生成する方法の実施形態のフローチャートである。
本発明に係るMBSFNプライマリ同期チャネルを生成する方法の別の実施形態のフローチャートである。
本発明に係るMBSFNプライマリ同期チャネルを生成する方法のさらに別の実施形態のフローチャートである。
本発明の実施形態に従って構成された基地局の一部を示すブロック図である。]
実施例

[0022] 以下の説明を添付図面と共に参照することにより、他の目的や利点と共に本発明をもっともよく理解できるであろう。
図3に示す第1の実施形態において、MBSFNDOBキャリア上で送信されるプライマリSCHは新たなPSCで変調されている。新たなPSCはWCDMA及びTD-CDMAについて規定されているPSC及びSSCと直交する。直交性と低い相互相関特性とにより、MBSFN DOBキャリア(セル)は、MBSFN DOB非対応のどの端末からも観測不能である。MBSFN DOBキャリア上で送信されるセカンダリSCHは、WCDMA用に規定されたものと同一であり、同期符号には時間オフセットが適用されない。] 図3
[0023] 図4及び図5に示す別の実施形態において、MBSFNDOBキャリア上で送信されるプライマリSCHは、WCDMA用に指定されたPSC(PSCWCDMA)によって変調された1つのフレームの1つのスロット、又は場合により2つのスロットと、新たなPSC(PSCNEW)で変調されたフレームの残りのスロットとに存在する。すなわち、
1. PSCWCDMAがスロット#k (k=0....14)に割り当てられている場合、PSCNEWはそのフレームの#kに等しくないスロットに割り当てられる(図4)。
2. PSCWCDMAがスロット#kと#k+8 (k=0....6)に割り当てられている場合、PSCNEWはそのフレームの#k及び#k+8に等しくないスロットに割り当てられる(図5)。] 図4 図5
[0024] PSCWCDMA及びPSCNEWにはタイムオフセットが適用されず、従ってそれらは常にプライマリSCHに関連付けられたスロットの始めからスタートする。]
[0025] 別の実施形態において、MBSFNDOBキャリア上で送信されるセカンダリSCHはFDD及びTDD3.84 Mcpsオプションにあるように構成されるが、[2],[3]に規定される要素シーケンスが、対応する、新たなPSCを構成するために用いられる要素シーケンスと置換されている。]
[0026] プライマリ同期符号PSCWCDMA及びPSCNEWの上述したスロット構成を用いることにより、MBSFNDOBキャリアにアクセスを試行している従前のTD-CDMA端末は、受信信号(マッチドフィルタ出力)とそのプライマリ同期符号との相関を取った際に、最大2つのピークをフレーム内で見つけるであろう。この場合、セルサーチ時間は、MBSFN TD-CDMAキャリアにアクセスを試行する従前のTD-CDMA端末より長くなることはないであろう。]
[0027] 以下の数学的な説明においてCpsc,newと表記する、256チップ長の新たなPSCは、以下のように構築される。新たなシーケンスは、それぞれ16チップ長のx1,newとx2,newの2つの要素シーケンスから以下のように構築することができる。



ここで、pは複素数で表される位相回転を表し、例えばp=(1+j)である。]
[0028] 要素シーケンスx1,newは、WCDMAに対して[2]で規定されているPSCに関連付けられた対応要素シーケンスx1に対するゴーレイ相補シーケンスとして選択される。x1,newとx1との非同期的な自己相関機能を示すRx1,new (k)及びRx1(k)をそれぞれ用いることで、要素シーケンスx1は以下のように選択されるであろう。



(2)において、Cは固定整数であり、δ (k) はクロネッカーのデルタ関数を表す。すなわち、δ(0)=1で、その他のδ(k)=0である。要素シーケンスx1は[2]の付録A1から以下のように得られる。



x1の相補シーケンスは、以下の通りである]
[0029] 式(1)における要素シーケンスx2,newは、WCDMA用のPSCとして用いられる階層的シーケンスを生成するために用いられる要素シーケンスx2と直交し、[2]から得られる。]
[0030] さらに、式(1)における要素シーケンスx2,newもまた、WCDMA用のSSCとして用いられる階層的シーケンスを生成するために用いられる要素シーケンスbとも直交し、以下のように[2]から得られる。]
[0031] 上述した2つの直交性性質を有するシーケンスx2,newのリストを、以下の表1に示す。]
[0032] これらのシーケンスのどれでも、新たなPSCの構築に用いることができる。しかし、1つの好適な例は以下の通りである。



このシーケンスは、既存のPSCとの相互相関において最小のサイドローブを有するであろう。]
[0033] PSC符号Cpsc,newを生成するために式(1)における2つの要素シーケンスx1,new及びx2,newを用い、以下のように求める。



ここで、



である。
Cpsc,newの一番左のチップは、最初に伝送されたチップに対応する。]
[0034] 好ましい実施形態において、セカンダリ同期符号SSCは、FDD及びTDD3.84 Mcpsオプションでなされるように生成される。これは、上述のシーケンスbが、a=x2として、[2]及び[3]において説明されるようにして要素シーケンスx2の要素から構築されることを意味する。上述した第3の実施形態において、SSCはFDD及びTDD 3.84 Mcpsオプションで行われるようにして生成されるが、この場合、シーケンスbは新たなPSCを構築するために用いられる要素シーケンスx2の要素から構築される。]
[0035] 上述の手順は以下のように要約することができる。
1.セルサーチを促進するため、MBSFNDOB用の新たなプライマリ同期符号を送信する。
2. 新たなプライマリ同期符号は、FDD及びTDDオプションTD-CDMAの既存のPSC及びSSCと直交する。
3. 新たなPSCシーケンスの要素シーケンスx1,new及び、FDD(及び3.84 McpsTD-CDMA)の要素シーケンスx1が、ゴーレイ相補シーケンス対を形成する。
4. 新たなPSCの要素シーケンスx2,newは、良好な非周期的自己相関特性を有するとともに、既存のPSCとの低い非周期的相互相関を有するように選択される。]
[0036] 256チップ長の新たなPSC、Cpsc,newを構築するための別の方法を以下に説明する。新たなシーケンスCpsc,newは、それぞれ16チップ長の2つの要素シーケンスx1,newとx2から以下のように構築することができる。



ここで、pは任意の位相回転を与える複素数であり、例えばp=(1+j)である。]
[0037] 要素シーケンスx1,newは、WCDMAに対して[2]で規定されているPSCに関連付けられた対応要素シーケンスx1に対するゴーレイ相補シーケンスとして選択される。シーケンスx1,newとx1の自己相関関数をそれぞれ表すRx1,new(k)及びRx1(k)を用い、要素シーケンスx1,newは以下のように選択される。]
[0038] (11)において、Cは固定整数であり、δ (k) はクロネッカーのデルタ関数を表す。すなわち、δ(0)=1で、その他のδ(k)=0である。要素シーケンスx1は[2]の付録A1から以下のように得られる。



x1の相補シーケンスは、



である。]
[0039] 式(10)における要素シーケンスx2は、WCDMA用のPSCを生成するために用いられ、かつ[2]から得られる以下の一般化階層的シーケンスと等しい。]
[0040] PSC符号Cpsc,newを生成するために式(10)における2つの要素シーケンスx1,new及びx2を用い、以下のように求める。



Cpsc,newの一番左のチップは、最初に伝送されたチップに対応する。]
[0041] この手順は以下のように要約することができる。
1.セルサーチを促進するため、MBSFNDOB用の新たな一般化階層的ゴーレイシーケンスCpsc,newを送信する。
2. 新たな一般化階層的ゴーレイシーケンスCpsc,newは、FDD及びTDDオプションTD-CDMAのPSC及びSSCと直交する。
3. 新たな一般化階層的ゴーレイシーケンスCpsc,newの要素シーケンス及び、FDD(及び3.84 McpsTD-CDMA)のPSCの要素シーケンスが、ゴーレイ相補シーケンス対を形成する。]
[0042] 図6は、本発明に係るMBSFNプライマリ同期チャネルを生成する方法の実施形態のフローチャートである。ステップS1で、新たなPSC Cpsc,newが、プライマリ同期チャネルフレームの、予め定められたタイムスロットに割り当てられる。ステップS2で、MBSFN非対応WCDMAにおいて用いられるプライマリ同期符号PSCWCDMAが、フレームの残りのタイムスロット全てに割り当てられる。] 図6
[0043] 図7は、本発明に係るMBSFNプライマリ同期チャネルを生成する方法の別の実施形態のフローチャートである。ステップS1で、新たなPSC Cpsc,newが、プライマリ同期チャネルフレームの、タイムスロット#k(kは0〜14の整数の1つ)を除く全タイムスロットに割り当てられる。ステップS2で、MBSFN非対応WCDMAにおいて用いられるプライマリ同期符号PSCWCDMAが、フレームのタイムスロット#kに割り当てられる。] 図7
[0044] 図8は、本発明に係るMBSFNプライマリ同期チャネルを生成する方法のさらに別の実施形態のフローチャートである。ステップS1で、新たなPSC Cpsc,newが、プライマリ同期チャネルフレームの、タイムスロット#kと#k+8(kは0〜6の整数の1つ)を除く全タイムスロットに割り当てられる。ステップS2で、MBSFN非対応WCDMAにおいて用いられるプライマリ同期符号PSCWCDMAが、フレームのタイムスロット#kと#k+8に割り当てられる。] 図8
[0045] 図9は、本発明の実施形態に従って構成された基地局の一部を示すブロック図である。図9においては、本発明の説明に必要な要素のみが含まれている。物理ダウンリンクチャネルPPHY1,PHY2は(それぞれ係数G1及びG2によって重み付けされた後で)加算部10で加算される。加算部10の出力は別の加算部12に転送され、そこで(係数Gp及びGsでそれぞれ重み付けされた)プライマリ及びセカンダリ同期チャネルP-SCH,S-SCHと合成される。セカンダリ同期チャネルS-SCHはWCDMAでなされるのと同様に形成される。プライマリ同期チャネルP-SCHは、スイッチSWを、従前の符号PSCWCDMAを生成する符号生成器14か、符号PSCNEWを生成する符号生成器16のいずれかに接続することによって形成される。選択はPSCコントローラ18によって制御される。このコントローラは、上述した複数のフォーマットの1つに従ってP-SCHを生成するように構成されることができる。加算部12の出力は変調器20に転送され、得られるバンドパス信号が増幅され送信される。] 図9
[0046] 1つの代替構成として、1つの符号生成器が、適切な符号、PSCWCDMA又はPSCNEWを生成するように動的に再構成されてもよい。]
[0047] 様々なブロックの機能は通常、1つ又はいくつかのマイクロプロセッサ又はマイクロプロセッサ/信号処理プロセッサの組み合わせと、対応するソフトウェアによって実施される。]
[0048] 本技術分野に属する当業者は、添付の特許請求の範囲に規定される本発明の範囲内で、様々な変形や変更をなし得ることを理解するであろう。]
[0049] 参考文献
[1] RP-070493、MBSFNダウンリンク最適化ブロードキャスト(DOB)の作業項目解説
[2] 3GPP TS 25.213, 「拡散及び変調(FDD)」リリース7
[3] 3GPP TS 25.223, 「拡散及び変調(TDD)」 リリース7]
[0050] 略語
BCH:ブロードキャストチャネル
DOB:ダウンリンク最適化ブロードキャスト
FDD:周波数分割複信
MBMS:マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス
MBSFN:マルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク
PSC:プライマリ同期符号
SCH:同期チャネル
SSC:セカンダリ同期符号
TD-CDMA:時間分割−符号分割多元接続
TD-SCDMA: 時間分割−同期符号分割多元接続
TDD:時分割複信
UMTS:ユニバーサル移動通信システム
UTRA: UMTS地上無線アクセス
WCDMA: 広帯域符号分割多元接続]
权利要求:

請求項1
Cpsc,newと表記される、MBSFN用のプライマリ同期符号であって、少なくとも1つがゴーレイシーケンスである複数の要素シーケンス、から構築される階層的ゴーレイシーケンスであり、MBSFN非対応WCDMAにおいて用いられるプライマリ同期符号及びセカンダリ同期符号と直交する、性質を有することを特徴とするプライマリ同期符号。
請求項2
Cpsc,new = P*〈 a, a, -a, a, -a, a, a, a, a, a, -a, a, a, -a, -a, -a 〉であり、pは位相回転複素数、aは以下の14のシーケンスの1つから選択されることを特徴とする請求項1記載のプライマリ同期符号Cpsc,new。
請求項3
a = 〈 1, -1, -1, 1, 1, -1, 1, -1, 1, 1, -1, -1, 1, 1, 1, 1 〉であることを特徴とする請求項2記載のプライマリ同期符号Cpsc,new。
請求項4
Cpsc,newと表記されるプライマリ同期符号を含んだMBSFN用の同期チャネル構成であって、前記Cpsc,newは、少なくとも1つがゴーレイシーケンスである複数の要素シーケンス、から構築される階層的ゴーレイシーケンスであり、前記Cpsc,newは、MBSFN非対応WCDMAにおいて用いられるプライマリ同期符号及びセカンダリ同期符号と直交する、ことを特徴とする同期チャネル構成。
請求項5
Cpsc,new = P*〈 a, a, -a, a, -a, a, a, a, a, a, -a, a, a, -a, -a, -a 〉であり、pは位相回転複素数、aは以下の14のシーケンスの1つから選択されることを特徴とする請求項4記載の同期チャネル構成。
請求項6
a = 〈 1, -1, -1, 1, 1, -1, 1, -1, 1, 1, -1, -1, 1, 1, 1, 1 〉であることを特徴とする請求項5記載の同期チャネル構成。
請求項7
前記Cpsc,newが、フレームのあらゆるタイムスロットに割り当てられることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の同期チャネル構成。
請求項8
前記MBSFN非対応WCDMAにおいて用いられるプライマリ同期符号が、フレームのタイムスロット#k(kには0から14までの整数の1つが設定される)に割り当てられ、前記Cpsc,newが前記フレームの残りのタイムスロットに割り当てられることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の同期チャネル構成。
請求項9
前記MBSFN非対応WCDMAにおいて用いられるプライマリ同期符号が、フレームのタイムスロット#k及び#k+8(kには0から6までの整数の1つが設定される)に割り当てられ、前記Cpsc,newが前記フレームの残りのタイムスロットに割り当てられることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の同期チャネル構成。
請求項10
MBSFNプライマリ同期チャネルフレームを生成する方法であって、プライマリ同期符号Cpsc,newをプライマリ同期チャネルフレームの予め定められたタイムスロットに割り当てるステップ(S1)を有し、前記Cpsc,newが、・少なくとも1つの要素シーケンスがゴーレイシーケンスである複数の要素シーケンスからなる階層的ゴーレイシーケンスであり、・MBSFN非対応WCDMAにおいて用いられるプライマリ同期符号及びセカンダリ同期符号と直交するとともに、前記方法が、前記MBSFN非対応WCDMAにおいて用いられるプライマリ同期符号を前記フレームの残りタイムスロットの全てに割り当てるステップ(S2)をさらに有することを特徴とする方法。
請求項11
Cpsc,new = P*〈 a, a, -a, a, -a, a, a, a, a, a, -a, a, a, -a, -a, -a 〉であり、pは位相回転複素数、aは以下の14のシーケンスの1つから選択されることを特徴とする請求項10記載の方法。
請求項12
a = 〈 1, -1, -1, 1, 1, -1, 1, -1, 1, 1, -1, -1, 1, 1, 1, 1 〉であることを特徴とする請求項8又は9記載の方法。
請求項13
前記Cpsc,newが、フレームのあらゆるタイムスロットに割り当てられることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の方法。
請求項14
前記MBSFN非対応WCDMAにおいて用いられるプライマリ同期符号が、フレームのタイムスロット#k(kには0から14までの整数の1つが設定される)に割り当てられ、前記Cpsc,newが前記フレームの残りのタイムスロットに割り当てられることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の方法。
請求項15
前記MBSFN非対応WCDMAにおいて用いられるプライマリ同期符号が、フレームのタイムスロット#k及び#k+8(kには0から6までの整数の1つが設定される)に割り当てられ、前記Cpsc,newが前記フレームの残りのタイムスロットに割り当てられることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の方法。
請求項16
Cpsc,newと表記されるプライマリ同期符号を含んだ同期チャネルフレームを生成するように構成された手段(16,18,SW)を有するMBSFN対応基地局であって、前記Cpsc,newが、少なくとも1つの要素シーケンスがゴーレイシーケンスである複数の要素シーケンスからなる階層的ゴーレイシーケンスであり、前記Cpsc,newが、MBSFN非対応のWCDMAで用いられるPSC及びSSCと直交する、ことを特徴とする基地局。
請求項17
Cpsc,new = P*〈 a, a, -a, a, -a, a, a, a, a, a, -a, a, a, -a, -a, -a 〉であり、pは位相回転複素数、aは以下の14のシーケンスの1つから選択されることを特徴とする請求項16記載の基地局。
請求項18
a = 〈 1, -1, -1, 1, 1, -1, 1, -1, 1, 1, -1, -1, 1, 1, 1, 1 〉であることを特徴とする請求項17記載の基地局。
請求項19
前記手段(16,18,SW)が、前記Cpsc,newを前記フレームのあらゆるタイムスロットに割り当てるように構成されることを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載の基地局。
請求項20
前記手段(14,16,18,SW)が、前記MBSFN非対応WCDMAにおいて用いられるプライマリ同期符号を、前記フレームのタイムスロット#k(kには0から14までの整数の1つが設定される)に割り当て、前記Cpsc,newを前記フレームの残りのタイムスロットに割り当てるように構成されることを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載の基地局。
請求項21
前記手段(14,16,18,SW)が、前記MBSFN非対応WCDMAにおいて用いられるプライマリ同期符号を、前記フレームのタイムスロット#k及び#k+8(kには0から6までの整数の1つが設定される)に割り当て、前記Cpsc,newを前記フレームの残りのタイムスロットに割り当てるように構成されることを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載の基地局。
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